五十二冊の中から:盲目の理髪師

 ディクスン・カー大先生ですよ。

三つの棺、凝ってますよね。曲がった蝶番、驚きますよね。

魔女が笑う夜、連続殺人事件、テニスコートの殺人、
読んでて楽しいですよね。

帽子収集狂事件に登場する女性、可愛いですよね。
パリから来た紳士に登場する女性、怖いですよね。

白い僧院の殺人、読者よ欺かるるなかれ、
読んだはずなのに思い出せません(ひどい)。
火刑法廷、読んでません(ひどすぎる)。

 で、リストに入れたのは「盲目の理髪師」です。
好きなんです、これ。事件があったはずなのに
登場人物のほとんどが酔っぱらうというハチャメチャ、
豪快な大騒ぎが大好きです。


 盲目の理髪師からちょっと引用。

ところで、多作な推理小説作家というものは、
初期の作品の細部については読者より早く
忘れてしまうものである。


推理小説作家の方って、
ご自身の作品を
忘れてしまうそうなんです。
↓これを読んだ時は、本当に驚きました。
https://twitter.com/bungeitosyo/status/408530975971221504
https://twitter.com/Ishimochi_Asami/status/408610112626884608