五十二冊の中から:梟の拳

   五十二冊のリストについて、まずこちらをどうぞ。
   http://d.hatena.ne.jp/tiwwdRnpvs/20131121/1385046813

 リストについて考えていた時、
これをリストに入れようと心の奥で囁くように
存在を主張していた本がありました。
「梟の拳」です。読んだのは何年も何年も前のこと。
そもそも、二十世紀の作品ですし。

 網膜剥離で視力を失ったボクサーが陰謀に巻き込まれ、
不自由な体で戦う……というおおまかなストーリーしか
記憶に残っていませんでした。
 古い作品だよな、絶版にはなっていないらしいけど、
どうしようかな、この作品が妙に気になるんだよな、と
あれこれ考えた結果、リストに加えました。

 そして今日、読み返してみました。その内容に驚いています。
 二十一世紀、2013年(もうすぐ2014年ですね)のいま
この作品、この題材を読んだ人はどう感じるか、
ものすごく気になっています。